足さばきの練習を試合前には取り入れよう
剣道の試合で実力を発揮するためには、足さばきがとても大切になってきますね。
足さばきは剣道の基本であり、試合で勝つには欠かせない要因です。
特に大人になると、足さばきの練習をしなくなりがちですが、試合が近づいてきたら尚更、基本に立ち返り調整法としても、足さばきの練習を取り入れましょう。
そうすることで、これまで以上に試合でも足が運べるようになってくる筈です。
そして、足さばきの練習で心がけたいのは、左足の引きつけを意識して素早く力強く行うことです。これが遅いと足が床についていない状態が長くなるので打突が出来ないのはもちろん、それが隙になり相手に打突の好機を与えてしまうことになりかねません。
また、剣道が強い選手は、足さばきの力強さに差があるものです。
踏みは、その強さが打ちの強さにつながり、弱ければ強い打突が出来ず、効果的な技にはならないのです。
更に、歩幅は小さく重心を変えずに移動し、目線や頭、腰の高さも変わらないようにして上体を動かさず、竹刀を持っても剣先の位置が変わらないように動けるようにすることで、はじめて試合で生きるのです。
そして、正しい構えが出来ていれば、いつでも打突出来る隙のない状態が維持でき、正しい足さばきは、この状態を維持しながら移動できる、ただ一つの方法であり、試合でもとても大切なので、足さばきの練習をおろそかにせず、どんどん練習に取りいれて試合で勝てるようになりましょう。
なお、剣道では自主練習も非常に大切で、素振りと足さばきは、廊下とかわずかなスペースがあれば出来、上達する上では欠かせません。
教士八段が実践する足さばきの練習をお教えします!