攻め込みながらの打突！実戦を想定した練習法
剣道の試合で、攻め込みながらの打突が上手く決めることができていますか？
攻め込みながらの打突というのは、「攻める」と「打つ」が分かれた状態ではなく、一連の流れの中で攻めと打ちをつなげていく形が理想的です。
攻め込みながらの打突は、相手に圧迫感を与えるように気迫を前面に出しながら、足を使って前に出て攻め、下がった相手を追い込んで打突します。
例えば、相手を攻め込みながら面を打つ場合は、遠い間合いから一足一刀の間合いに入り、足を使って気迫をみなぎらせて攻め、相手を後ろに追い込んでいき、下がる相手をさらに追い込み、打突の機会をとらえたところで面を打ちます。
同様に攻め込みながら面を打つと思わせ、相手の手元を上げさせ、そこをすかさず小手を打突します。
さらに、攻め込みながら胴も打てますね。(飛び込み胴）
また、今度は相手に攻め込まれていても技を出せるようにしなければなりません。
攻められて後ろに下がっている方は、見た目には攻められているように思えますが、気持ちでは相手を引きだしている。そこを応じて打つわけです。
相手を誘っておいて打つといことも、今の剣道の試合に勝つには必要です。
相手を誘って面にきたところをすりあげて面を打つようにすれば、下がりながら前に出るよりも、有効な技になるからです。
マスクが当たり前になった今のご時世において、状況に応じた戦い方を身につけることは試合に勝つためには必要になるので、こうした実戦を想定した攻め込みながら打つ技を練習することは、強くなれる稽古法の一つになると思います。
