剣道の連続技の練習!小手・面・胴・面と4本続けて打つ稽古
剣道の試合での暫定ルールの今、連続技は試合に勝つにはより重要度が増してきているように思います。
連続技の練習は無数にありますが、考え方として有効打突を決めるまで打ち続けることが根本にあります。というのも、連続技は相手が体勢を崩しているところを間髪入れずに続けて打突するのが連続技だからです。
なので、連続技は2本3本と打ち続けることができる体力、姿勢を崩さずに維持できる筋力、精神力が必要になります。
技術面では、何よりも重要になるのが左足の引きつけの速さです。何故なら、これが続く打突の勢いや強さを決定づけるからです。
1本目の打ちに勢いがあると、相手は勢いにおされて、身体が退いたりして面や胴に隙ができます。
勢いを維持したまま2本目の技につなげるためには、下半身を柔らかく使うことがコツです。したがって、剣道の連続技の練習としておすすめなのは、4本、5本と続けて打つ稽古です。
具体的には小手・面・胴・面というパターンです。これは実際の立ち合いのパターンではないですが、連続して打突をする意識づけや、体勢(姿勢)が崩れると次の技が出せなくなりますから、連続して打突する際の姿勢を保つための鍛錬になります。(どの打突も同じ姿勢から打てなければなりません)
例えば、1本目の打突の際に右足が伸びきっていると勢いが止まってしまい、2本目の技を出すことができません。
特に胴を打つ際は、姿勢が崩れやすいので、小手・面・胴で終わらせずに胴から面まで続けてやっておけば、連続技の練習の負荷も高まりますし、姿勢の強化にもなるはずです。
ちなみに、実際の連続技は小手面や小手胴と決め打ちすることが多いですが、1本目の小手打ちでしっかりと圧力をかけて、次にどこにスキができるのかを見て、2本目の面や胴へと対応するようにしたほうが良いでしょう。