打突の好機
打突の好機は、どのようなタイミングがあるかご存じですか?
剣道の基本的な考え方は、相手の隙をみつけて打ちこんで勝ちを得ようとするものです。
ですが、ただ闇雲に相手に向かって行っても、相手に一本取られるだけです。
特に、剣道初心者のうちは、双方動いていることもあり、なかなか相手の隙を見つけるといっても、それが難しいものですね。
その隙が相手の誘いなのか、それとも本当の隙なのかを判断するのが難しく、下手に打ち込みにいくと、やり込められてしまうことも多いものです。
では、どのようなタイミングで、いつ打突を出せばいいのでしょうか?
剣道においての打突の好機と言うのは、一般的に、以下のタイミングで打ち込みに行くと良いと言われています。
@相手が技を起こそうとする出鼻(でばな)。
A相手が退こうとする退き端。
B技が尽きたところ。
C技に迷い相手の心や体が動けなくなった居ついたところ。
以上が主な打突の好機と言われており、剣道初心者のうちは、この打突の好機を目安にして試合に臨むと良い結果が得られる可能性が高くなると言えます。
もし、あなたが剣道初心者でも試合での勝敗はやってみるまでわかりません。実際に剣道初心者の人でも、身体能力などが優れていれば、上段者を打ち負かしたりすることもあります。
勝てるチャンスは誰にでもあり、だからこそ剣道は他のスポーツにはない面白みがあり、奥の深さがある競技だと思います。