突き
突きは、中学生以下の選手は体力的にも差が大きい為、頚椎などに強く入ると危険性が高いので禁止されています。
高校生以上になると有効です。
突きは、一般的に多いのが突き上げるイメージを持っている人も少なくありませんが、直接相手の喉元の方へ剣先を向かわせる打突になります。
ですが打突部位が狭いところを狙う突きは、狙いを定めにくく手先だけで打ちにいくと正確性を欠いてしまいます。
その為、突き上げではなく一度剣先を軽く持ち上げ上から下に突き落とすイメージで行うと、竹刀のブレもなく的確に相手の咽喉を捉えやすくなります。
また、手先だけで打ちにいく突きは、腰が引けた状態になり鋭さや正確性に欠け、有効的な打ち方とはいえません。
突きで1本とるには、右足と身体が同時に前に出しながら、腕を最後に突き出すようにします。
こうすることで、腰もしっかり入り、的確で鋭い突きが出来るようになります。
鋭さと正確性を伴う突きは、このように腰を入れて踏み込んで、次の瞬間には左足を引き寄せて竹刀を送り込みます。
その為、下半身の動作も伴っていなければいけません。
そして、上から下へと剣先を向かわせるようにすることで正確に打突部位を狙うことが出来るようになります。
なお、試合の規則上、中学生以下は有効な打突とみなされず、高校生以上になると面や胴、小手などと同じように基本技として使えます。
高校生以上の方は、突きをマスターして試合で使えるようになりましょう。