出ばな面
出ばな面が上手く出来ますか?
そもそも出ばな技は、技を相手が出そうとする起こりをとらえて打つ技です。
ですが、相手が打つてくるまで待っているのではなく、こちらから攻めて相手が技を出さざるをえない状況に追い込み、攻めが効いて相手が起こりを見せた瞬間に打つものです。
言いかえれば、相手が技を出してきたことが分かった瞬間に相手より早く打つというものではなく、技を相手に出せるという意識を持っことが大切です。
その為には、相手に攻め勝つことが必要です。
そして、出ばな面のやり方としては、一足一刀の間合いから相手を攻めていき、中心を取りながら更に攻め、相手が打とうとして起こりを見せた瞬間に小さく竹刀を振りかぶり、足さばきを使って飛び込んで、相手より先に面を打ちます。
ただ、こちらが攻め勝っていない状態では出ばな技にはなりません。
例えば、双方互角の五分五分の状況や、相手に攻められている状況で、相手の出ばなを狙ったとしても、出ばな面で一本を取るのは難しく、相手に攻め勝っている時だからこそ、相手をこちらの思い通りにさせられ、先に面を打てるのです。