得意技を身につけるには?
剣道の試合では、得意技を身につけていると主導権も握りやすくなると思います。
例えば、相手の間合いを盗んだり、崩したりするなどの技を出す前の攻めぎあいにおいて、主導権を握った後に、面が速いなどの得意技があれば、一度でも戦った相手なら相当のプレッシャーになる筈だからです。
真っ直ぐに打ちこんでいく面は単純明快ですが、これを得意にしていれば、それだけで攻める際の効果も大きくなると思うんですね。
相手にしてみれば、戦う前から相当なプレッシャーに感じる筈です。
剣道に限らず、真剣勝負においては、戦う前から精神的に優位にたっておくことが出来るというのも試合に勝つためには大切な要素ではないでしょうか。
逆に考えれば、一度も戦ったことがない相手で、何が得意なのかということがわかっていないうちに、自ら仕掛けていくのは、無謀に等しい行為ともいえるかもしれません。
やはり、まずは相手の力量を探ることが試合に勝つ定石なのかなと。
よく剣道では頭を使えとも言われることもあるんですが、まさにこのことなのかと思います。
そこで、技を決めるには、目で見て頭で考え、足を使って打つということが戦い方の手順とも言えるのではないかなと思います。
それが10秒なのか、1分なのか、あるいは3分なのかは、その時々の試合の状況によって変わってくるでしょう。
当然、人それぞれ攻めの方法は違いますが、初心者のうちはまずは基本をしっかり身につけ、経験者の方は再確認し、自分の得意技や状況に応じての攻めパターンを作りあげていくといいと思います。(*^▽^*)
なお、仕掛け技や応じ技を合わせて、3〜4つくらいの得意技があれば試合での戦い方にもバリエーションが増え、相手によって戦術を選択できるようになるかと思います。